インプラント周囲炎
目 次
インプラント周囲炎について
インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎とは、歯周病菌が原因でインプラント周囲の組織に炎症が起きている状態です。自覚症状がほとんどないまま進行し、重症化するとインプラントが抜け落ちる恐れがあるため、予防と早期発見・早期治療が重要です。
インプラント周囲炎を防ぐために
インプラントを長持ちさせるためにも、セルフケアと歯科医院でのメンテナンスが大切です。予防するために次のことを行うようにしましょう。
セルフケアの徹底
インプラント周囲炎の最大の原因は歯周病菌です。
歯周病を防止するには、毎日の丁寧なブラッシングがとても大切です。歯の表面だけでなく、歯と歯ぐきの間を意識して磨くようにしましょう。
インプラントの場合は、人口根の根本部分がくびれているので、特に注意して磨く必要がありますが、力のかけすぎはインプラント体の露出につながるので、歯ぐきをなぞるような優しい力で行う必要があります。
自己流で磨いていると、なかなか効率よく汚れが落ちないこともありますので、歯科医院のブラッシング指導を受けるのがおすすめです。
歯科医院でのメンテナンス
歯科医院では、レントゲンで骨の状態を確認し、専用の器具を用いて歯石を除去します。ネジで固定するタイプのインプラントは、ネジが緩んでいないかチェックを行います。
また、噛み合わせを見て、過剰な力がインプラントにかかっていないかを確認します。過剰な力がかかることは、インプラント歯周炎を進行させる原因にもつながります。
インプラント周囲炎を予防し、長持ちさせるためにも一緒にインプラントを守っていきましょう。
インプラントの認定衛生士が在籍
インプラント認定衛生士とは、専門分野において高度な業務実績の知識・技能を有すると認められた衛生士です。
インプラント周囲炎にならないようにフォローするとともに、口腔内の健康維持に努めてまいります。
生活習慣の改善や
全身の病気のコントロール
インプラント周囲炎が進行する原因となる習慣を改善すれば、予防につながります。
特に喫煙はインプラントにとって非常にリスクが高い要因です。全身の健康にも悪影響がありますので喫煙を検討するようにしましょう。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合には起床時は意識して顎を緩め、就寝時はマウスピースを装着するなどの対策をすると良いでしょう。
また、糖尿病や貧血などの持病がある場合には、内科主治医の受診をきちんと定期的に行い、病気のコントロールをすることが大切です。
インプラント周囲炎は一度罹患してしまうと治療がとても大変です。そのため、インプラント周囲炎になる前に予防をしていくことが大切です。
これらをあらかじめ理解していただき、一緒にインプラントを守っていきましょう。
初診時の費用について
当院は、各種保険をお取り扱いしております。保険適応の場合、初診時の費用は3,000〜5,000円程度となります。
受付の際に保険証の提示をお願いしておりますので、診療の際には忘れずにお持ちくださいますようお願いいたします。